深夜映画食堂

最近見たオススメの洋画を勝手にカンタンに紹介します。

『イミテーションゲーム~エニグマと天才数学者の秘密~』

個人的おすすめ度:★★★★★

気軽に観れる度 :★★☆☆☆

制作:2014年

時間:115分

解説:

SHERLOCK シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ主演で、第2次世界大戦時、ドイツ軍が世界に誇った暗号機エニグマによる暗号の解読に成功し、連合国軍に勝機をもたらしたイギリスの数学者アラン・チューリングの人生を描いたドラマ。第87回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。1939年、第2次世界大戦が始まり、イギリスはドイツに宣戦を布告。ケンブリッジ大学の特別研究員で、27歳にして天才数学者と称えられるアラン・チューリングは英国政府の秘密作戦に参加し、ドイツ軍が誇る暗号エニグマの解読に挑むことになる。解読チームには6人の精鋭が集められるが、他人と協調することを嫌うチューリングとチームメンバーとの間には溝が深まっていく。チューリングを理解し、支える女性ジョーン・クラークにキーラ・ナイトレイ。監督は、「ヘッドハンター」で注目を集めたノルウェーモルテン・ティルドゥム

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 : 作品情報 - 映画.com

 

 

第二次世界大戦中に起きた実話映画です。変わり者の主人公(アラン・チューリング)を演じるのは『ドクターストレンジ』でお馴染みベネディクト・カンバーバッチです。

マーベル(MCU)の最新作『ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』も面白かったです。未だの人は是非映画館でご視聴ください。

ドクターストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ

 

主人公であるチューリングの目的はただ一つ、ドイツ軍が通信で使用している暗号エニグマの解読です。イギリス軍は莫大な人件費との暗号専門家を使ってもエニグマ解読には到底及びません。それもそのはずで、当時のアメリカ・ソ連・フランスはエニグマ解読は難解を超えて不可能だと思っていたからです。

そんなエニグマチューリングエニグマは世界で一番難しいパズルだ」と言います。暗号機をパズル扱いする考えは天才のそれを感じますね。

 

軍も解読を諦めた訳ではありません。暗号と言っても言葉なのでたまたま運良く解ける可能性はゼロではありませんから。しかしそれには159×10の18乗通り(159の後に0が18個続く)のパターンを試さなくてはいけません。手作業での解読に掛かる時間を計算すると2000万年もの時間が必要です。そして暗号の仕組みは毎日0時に変更される……。

人海戦術では解読不可能ということがわかりますね。

 

そんな不可能と言われるエニグマの解読にチューリングはマシンの力で挑みます。マシンに何かさせることは当時では考えられない為、邪魔されたり困難に立ち向かいながらエニグマ解読に臨む姿には心打たれました。

暗号解読機「クリストファー」

クセが強く変わり者のチューリングが、エニグマ解読を通して人間としても成長していく姿が上手く物語に組み込まれていて非常に面白かったです。

 

エニグマはどのように解読されたのかチューリングは戦争終結後どうなったのか、気になる方は一度是非ご視聴ください。

 

『ザ・サークル』

ザ・サークル

個人的おすすめ度:★★★☆☆

気軽に観れる度 :★★★☆☆

制作:2017年

時間:110分

解説:

エマ・ワトソン主演、トム・ハンクス共演によるSNSを題材にしたサスペンススリラー。ユーザーのあらゆるデータを蓄積し、世界ナンバーワンのシェアを誇る超巨大SNS企業「サークル」。憧れの「サークル」に採用された新入社員のメイは、あることがきっかけでカリスマ経営者のベイリーの目に留まり、新サービス「シーチェンジ」のモデルケースに大抜擢される。「サークル」が開発した超小型カメラによって、自身の24時間を公開することとなったメイは、あっという間に1000万人を超えるフォロワーを集め、アイドル的な人気を博していくが……。ワトソンが主人公メイ、ハンクスがカリスマ経営者ベイリーを演じるほか、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のジョン・ボイエガ、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のカレン・ギラン、「6才のボクが、大人になるまで。」のエラー・コルトレーンらが脇を固める。

ザ・サークル : 作品情報 - 映画.com

 

エマ・ワトソン演じるメイが世界一のSNS企業『サークル』に入社するところから物語は始まります。超大企業で仕事ができることに初めはワクワクした様子でしたが、次第にサークル、SNSの闇にハマってしまいます。

メイ・ホランドエマ・ワトソン

 

物語の中でメイは小型カメラを胸に付け、風呂・トイレ以外は常に生配信という状況に置かれます。最初は元気な様子でしたが次第に……

自分がそんなことするのは2億%ありえませんが、もし現実で超大企業の社員がそんなことをしていたら面白そうです。

 

この映画はSNSというものにフォーカスを当てていますが、SNSと言うよりは他人との行き過ぎた繋がりそのものが裏テーマであると思います。

『誰でも常に他人と繋がっているのは疲れる』を激しく実感させてくれました。

 

ただ、モラル的に今の社会では「いやいや、そうはならんやろ……」みたいなシーンが結構多かったです。

そこはフィクションなので目を瞑るしかないですね。

 

この映画を観て私は『スノーデン』という映画を思い出しました。この映画も面白いのでいずれ記事にします。

 

『2012』

個人的おすすめ度:★★★★☆

気軽に観れる度 :★★★☆☆

制作:2009年

時間:158分

解説:

インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ監督が手がけるディザスター・ムービー。古代マヤ文明の暦が終わる2012年12月21日に地球が滅亡するという予言を題材に、世界中で地震津波などの大災害が起こる中、必死に生き延びようとする人々を描く。ジョン・キューザックが家族を守ろうと奮闘する主人公に扮し、キウェテル・イジョフォーダニー・グローバー、ウッディ・ハレルソンらが脇を固める。

引用:2012 : 作品情報 - 映画.com

 

よくある世界滅亡系のパニック映画です。監督はパニック映画巨匠のローランド・エメリッヒ監督。この監督の映画は観ておいて損はないと思います。

 

こういう映画は「自分ならどう行動するかな……」と考えながら観られるのも楽しめるポイントですね。まぁ考えたところでどうしようもないですけど。

ゾンビ映画などでも私は考えてしまいます。

 

世界滅亡系のよくあるパターンとしては『隕石が地球に衝突する…』とか『〇日後になんやかんやで世界が滅亡します…』が多く、正直その時までは小さな災害はあっても、およそ平和であることがよくあります。

しかしこの映画は「乗り切った後どうすんの??」なぐらい滅亡が進んでしまうのが面白かったです。

 

かなり有名な映画なので聞いたことある人も多いと思います。難しい設定などは一切無く観やすかったです。

『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』

個人的おすすめ度:★★★☆☆

気軽に観れる度 :★★★★☆

制作:2012年

時間:85分

解説:

問題だらけの寄せ集めシェフたちが、高級三ツ星レストランを守るため奮闘する姿を描いたコメディドラマ。20年間にわたり三ツ星評価を守り続けてきたパリの高級レストラン「カルゴ・ラガルド」は、厨房の要たるベテランシェフのアレクサンドルがスランプに陥ってしまい、危機を迎えていた。次の品評会が迫るなか、新メニューが浮かばないアレクサンドルは、天才的な舌をもつ若手シェフのジャッキー・ボノに出会う。生意気な性格のためいくつものレストランをクビになり、老人ホームでペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノと、老人ホームの厨房で働いていた素人シェフも仲間に加わり、アレクサンドルらはカルゴ・ラガルドを守るため立ち上がる。

引用:シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ : 作品情報 - 映画.com

 

主演は有名俳優の「ジャン・レノ(左)」とそこまで有名ではない「ミカエル・ユーン(右)」です。ジャンレノは映画を普段見ない人に一撃でわかるように説明するならドラえもんの人です。

ジャン・レノ(ドラえもん)

最近の映画は平気で120分を超えるものが多いですが、この映画は約90分ほどです。サクッと見られるので『普段映画を観ない』という人や『アクションしか観ない』という人も気軽に観れます。

 

有名シェフとしての肩書を失う危機やスランプ、様々な問題をミカエル・ユーン演じるジャッキー(右)とそれに振り回されながらコミカルに乗り越えていくドラえもんの姿は観ていて面白かったです。

 

同じようにジャッキーにも様々な問題が起こりますが、次第に仲が深まっていくドラえもんと共に乗り越えて行き、最後はお互いが良き相棒となり終わります。

 

この映画の個人的なオススメなポイントは難しいことは考えずに見れることです。

暇な時間があればボーっと視聴してみることをおすすめします。